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カテゴリー :経理・財務

住民税(じゅうみんぜい)(Thuế cư trú)

「住民税(じゅうみんぜい)」とは、居住する都道府県や市区町村に対して支払う地方税であり、地域社会の運営に必要な財源を確保するために課されます。住民税は、その年の1月1日時点での居住地に基づき課税され、主に所得に応じて計算される「所得割」と、定額で課される「均等割」の二つの部分から構成されています。

・所得割: 前年の所得に基づいて計算される部分で、所得に対して一定の税率が適用されます
・均等割: 所得に関わらず、全ての住民に一律で課される部分で、地域ごとに異なる定額が設定されています

住民税は、前年の所得に基づいて計算されるため、所得があった翌年に課税されます。具体的には、会社員や公務員などの場合は、給与からの天引き(特別徴収)によって納付されることが一般的です。一方、自営業者やフリーランスの方は、自ら納付書を用いて支払う(普通徴収)ことになります。

住民税は、地域の公共サービスやインフラの整備、教育、福祉など、住民の生活に密接に関連する行政サービスを支える重要な財源となっています。