日本語ビジネス専門用語カテゴリー
カテゴリー :IT
モジュール(Mô-đun)
「モジュール」とは、ソフトウェア開発やプログラミングにおいて、特定の機能やタスクを実行するために独立して設計されたコードのまとまりを指します。モジュールは、再利用可能でメンテナンスしやすいコードを作成するための重要な概念であり、大規模なプログラムを小さな部品に分割することで、開発と管理が容易になります。
特徴:
・再利用性: モジュールは一度作成すれば、他のプログラムやプロジェクトでも簡単に再利用できます
・独立性: モジュールは独立して動作するため、他の部分に影響を与えることなく修正や更新が可能です
・メンテナンス性: モジュールごとに機能が分けられているため、バグ修正や機能追加が容易に行えます
利用例:
・プログラム言語: PythonやJavaScriptなどの言語では、モジュールをインポートすることで、他のプログラムからその機能を利用できます
・ソフトウェア開発: 大規模なソフトウェア開発では、プロジェクトを複数のモジュールに分けて開発することで、チーム全体で効率的に作業を進めることができます
モジュールは、コードの構造化、整理、再利用を促進し、ソフトウェアの開発効率と品質を向上させるために不可欠な要素です。
※似たような言葉で「コンポーネント」がありますが、以下のような使い分けができます
モジュール:
・特徴: 単体で動作可能で、特定の機能を提供するために設計されています
・利用方法: モジュールは、単独でも機能を提供し、他のシステムやモジュールと統合して使用することができます。比較的独立して動作し、必要に応じて他のモジュールと組み合わせて使用されます
・例: ソフトウェア開発における認証機能やデータベース管理機能などのユニット
コンポーネント:
・特徴: より小さな機能単位で、単独で使用することは少なく、他のコンポーネントと組み合わせて使用することが前提です
・利用方法: コンポーネントは、特定の機能や役割を果たす部品であり、単体では機能が限定的であることが多いです。通常はモジュール内で使われ、モジュールの一部として機能します
・例: ユーザーインターフェースのボタンや入力フィールドなど、UI設計で使われる部品