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談合(だんごう)(Thông đồng)
「談合(だんごう)」とは、複数の競争者が不正に協力して、市場での競争を制限する行為を指します。通常、談合は価格の固定、入札の調整、市場の分割などを通じて行われ、競争を妨げることで利益を不当に得る目的があります。
談合の具体的な内容:
・価格談合: 競争者が協力して価格を設定し、各社の価格が同じかほぼ同じになるように調整します。これにより、消費者に対する競争が減少し、価格が不当に高くなることがあります
・入札談合: 公共事業や大規模な契約の入札において、複数の企業が事前に合意し、特定の企業が入札を勝ち取るように調整します。これにより、実際の入札価格が高く設定されることがあります
・市場分割: 競争者が地理的な地域や顧客層を分割し、それぞれの領域で独占的に営業を行うことで、競争を避ける行為です
・影響: 談合は市場の競争を不当に制限し、消費者に対して不利益をもたらすため、多くの国や地域で違法とされています。また、談合が発覚すると、企業や関係者は法的な制裁や罰金を受けることがあります
談合は、経済の公平性を損ない、市場の効率性を低下させるため、監視機関や競争当局によって厳しく取り締まられています。