「準拠法(じゅんきょほう)」とは、契約や法律上の争いごとに対して適用される法律のことを指します。特に、異なる法域（国や地域）の法律が関与する場合に、どの法域の法律が適用されるかを定める規定や基準です。

準拠法の具体的な内容：

・契約における準拠法: 契約書に明記されることで、契約の解釈や履行に関してどの法域の法律を適用するかを決定します。たとえば、国際的な契約では、契約に適用される法律を明示することが一般的です
・争いごとの準拠法: 法律的な紛争が発生した場合、どの法域の法律が裁判や調停において適用されるかを決定します。これは、国際的な訴訟や紛争解決において特に重要です
・法律の選択: 準拠法を選ぶ際には、契約当事者間で合意した法域の法律が適用される場合や、法律に基づく特定の基準（たとえば、当事者の所在地や契約の履行地など）に従う場合があります

準拠法の選定は、異なる法域間での法的問題の解決を明確にし、法的安定性と予測可能性を提供するために重要です。