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カテゴリー :製造業

バーニヤ(Vernier)

「バーニヤ」とは、精密な測定を行うための測定機器の一部で、特にノギスやマイクロメーターなどで見られます。バーニヤは、測定の精度を高めるために使用される追加のスケールで、主に微小な差異を測定するのに役立ちます。

バーニヤの主な特徴は以下の通りです:

精密な測定: 
バーニヤは、基準となるスケールに対して追加のスケールを用いることで、測定の精度を高めます。これにより、ミリメートル以下の微小な測定が可能になります

バーニヤスケール
バーニヤは、基準スケールの上に設置された短いスケールで、両者の間の目盛りのずれを利用して精密な測定を行います。バーニヤスケールの目盛りは基準スケールの目盛りと少し異なっており、このずれを利用して小さな差を測定します

計測方法
バーニヤは、基準スケールとバーニヤスケールの目盛りが一致する点を読み取ることで、測定値を算出します。これにより、非常に細かい測定値を得ることができます

使用例
バーニヤは、主にノギス(バーニヤノギス)やマイクロメーターなどで使用されます。これらのツールでは、バーニヤスケールが精密な寸法測定をサポートします

測定範囲の拡張
バーニヤを使用することで、測定ツールの最小目盛り間隔を縮小し、より高精度な測定が可能になります。これにより、細かな部品や材料の寸法を正確に測定することができます

バーニヤは、精密な測定が必要な場面で非常に有用なツールです。基準スケールとバーニヤスケールの目盛りの違いを利用することで、細かな測定を正確に行うことができます。