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カテゴリー :経理・財務

適格請求書(てきかくせいきゅうしょ)(Hóa đơn đủ điều kiện)

「適格請求書(てきかくせいきゅうしょ)」とは 法人や個人事業主が取引先に対して発行する請求書で、消費税の仕入税額控除を適正に受けるために必要な書類です。適格請求書には、消費税の控除に必要な情報が正確に記載されていることが求められます。

適格請求書の主な特徴
 1.必要な記載事項
 適格請求書には、以下の情報が記載されている必要があります
・発行者の氏名または名称
・発行者の登録番号
・取引先の氏名または名称
・取引日
・商品やサービスの明細
・取引金額
・消費税額(税抜価格、消費税額、税込価格)
 2.消費税の仕入税額控除
適格請求書は、仕入税額控除を受けるために必要です。仕入税額控除とは、事業者が仕入れにかかる消費税を控除できる制度で、正確な請求書がなければ控除を受けることができません
 3.登録番号
発行者が適格請求書発行事業者として登録されている場合、請求書にはその登録番号が記載されます。これにより、取引先はその請求書が適正であることを確認できます
 4.発行方法
適格請求書は、紙の請求書として発行することが一般的ですが、電子請求書として発行することも認められています。電子請求書の場合も、上記の情報が正確に記載されている必要があります

適格請求書の目的
・消費税の控除適用
適格請求書に記載された情報を基に、消費税の仕入税額控除を適用することができます。これにより、事業者は仕入れにかかった消費税を適正に控除できます
・税務調査の対応
税務調査の際に、適格請求書は取引の証拠として使用されます。正確な記載内容が求められるため、税務リスクの軽減にも役立ちます

適格請求書の発行義務
・事業者の登録
適格請求書を発行するためには、事業者が適格請求書発行事業者として登録されている必要があります。この登録により、消費税の控除を受けるための要件が整います。

適格請求書は、消費税に関する取引の透明性と正確性を保つために重要な役割を果たします。