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カテゴリー :経理・財務
繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)(Lợi nhuận giữ lại)
「繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)」とは、企業が一定期間の営業活動から得た利益のうち、配当金として株主に支払わずに、企業内部に留保している金額を指します。この金額は、将来の投資や事業拡張、負債返済などに使用されることが一般的です。
繰越利益剰余金の特徴:
・利益の留保: 企業が利益の一部を配当金として支払わずに、内部に留保している金額です
・資本の一部: 繰越利益剰余金は、企業の自己資本の一部として、バランスシートに計上されます
・用途: 企業の再投資や事業拡張、負債返済などに利用されることが多いです
繰越利益剰余金の計算方法:
1.期首の繰越利益剰余金: 前期末の繰越利益剰余金の金額
2.当期純利益: 現期の利益から配当を除いた額
3.配当金: 株主に支払った配当金の額
4.期末の繰越利益剰余金: 期首の繰越利益剰余金に当期純利益を加え、配当金を引いた金額
例:
・期首の繰越利益剰余金: ¥1,000,000
・当期純利益: ¥500,000
・配当金: ¥100,000
・期末の繰越利益剰余金: ¥1,000,000 + ¥500,000 - ¥100,000 = ¥1,400,000
繰越利益剰余金の重要性:
・資本の強化: 企業の内部資本を強化し、財務基盤を安定させます
・再投資: 事業の成長や新規プロジェクトへの投資に使用されます
・負債返済: 企業の負債返済に利用され、財務リスクを軽減します
繰越利益剰余金は、企業の財務状態や将来の成長可能性を示す重要な指標です。